ファームウエアのアップデート
2013年12月31日 - 実験装置
アイティプランターの内蔵マイコンは、ファームウエアを書き換えることができます。ファームウエアを書き換えることで、今までできなかったことができるようになります。しかし、ファームウエアのアップデートに失敗すると、アイティプランターは動作しなくなります。現状のアイティプランターの機能に満足できない場合にだけ、ファームウエアをアップデートしてください。
ファームウエアアップデートにより、工場出荷時itpOS2.9が、itpOS2.11にアップデートされます。
変更箇所を確認してください。必要な機能が含まれていなければアップデートはしないでください。
更新箇所
アップデートにより実現できる項目
- ポンプの連続動作ができます。流水式栽培が実験できます。但し、ポンプの寿命が1年弱と短くなります。
- 点灯、消灯、デュティ変更の設定項目が24に増えます。より細やかなコントロールができます。
- 積分温度、積分照度が測定できます。トマトの収穫時期などの予測に使えます。
アップデートの手順
- アイティプランターとPC(Windows)とをUSBケーブルで接続します。
- アイティプランター背面のリセットSWを押しながら、ACアダプターの電源を入れます。
- アイティプランターのフロントパネルの赤と青のLEDが点滅します。
- UPDATE130818/ITPBootloader/HIDBootloaderITP.exeを起動します。
ファームウエアのアップデータは、会員制サイト ダウンロードサイト からダウンロードできます。ダウンロードするには、アイティプランターITセットにあるシリアル番号と苗クーポン番号が必要です。または、itpManager2CDROMにあるIDとPWが必要です。2012年以前からアイティプランターをお使いのユーザは、引き続き、アップデートを受けることができます。
- Open Hex Fileのボタンを押して、 UPDATE130813/HEX/itplanter-02-v2.11-130813.hexを選びます。 UPDATE130818/HEX/itplanter-02-v2.9_withbootloader.hexは、出荷時の状態に戻す時に使います。
- Program/Verifyのボタンを押します。
- ブログレスバーが動いてプログラムの書き込みが実行されます。
- Reset Deviceのボタンを押します。アイティプランターのファームウエアの更新が完了しました。
- sedcom.exe -e v とすると、Version 2.11 が表示されます。
- UPDATE130818/itpManagerにあるitpManager.jarをC:¥Program Files¥itpManager¥itpManager.jarと入れ替えます。コピーする前に、以前のitpManager.jarはコピーをしてお きましょう。
- 後は、いつもと同じです。