TVOC比較
2018年8月14日 - 未分類
TVOC(揮発性有機物質)を測定するセンサーには、ams社のCCS811とSensirion社のSGP30が代表的です。CCS811とSGP30の大きな違いは、CCS811がMOX(Metal-oxide) Gass Sensorだけであるのに対して、SGP30では、EthanolとH2センサーの2つを持っているというところです。
CCS811では、TVOCとeCO2は、類似の変化をしますが、SGP30は、ある程度、独立しているように見えます。
また、SGP30の方が、感度が高いように思えます。解像度も、SGP30の方が、TVOCで1ppg、eCO2で1ppmと高いものになっています。
CCS811とSPG30は両方共にI2Cバスにつなぐことになりますが、相性が悪く、CCS811は、Raspberry Piでは、I2Cリピーターを入れて、プルアップを4.7kΩにしないと通信できません。
他にも、 AMS社の TVOFセンサーには、iAQ-Core Cというセンサーがあります。CCS811よりも高感度ですが、検出傾向は、CCS811と同じような感じです。
一見、良さげなSGP30ですが、測定開始から、センサー値が安定するまでに1時間くらい見ておいたほうが良いでしょう。
屋外に置いたSGP30の値です。測定開始時は、TVOCは0の値が続きました。10秒ごとに記録していますが、結構、ばらついています。TVOCの変化は、早いのでしょうか。
他にも、I2Cアドレスで変なことがあります。SGP30のI2Cアドレス 0x58が時々、消えてしまいます。しかし、しかし、SGP30からのデータの読み出しはできているみたい。I2Cリピーターを付けても同じ現象が起こります。何故、0x58アドレスが消えてしまうのでしょうか? まったくもって、不思議なことです。