三端子レギュレターの発熱抑制方法
2018年6月4日 - 未分類
三端子レギュレターは、電圧を降下させるためによく使います。例えば、5V電源を3.3Vにしたい場合などです。獣害対策装置では、レーザーを発光させるために3.3Vを使っています。しかし、三端子レギュレターは、5Vから3.3Vを作るだけで発熱するのです。理由は、5Vと3.3Vとの差の電圧を熱として放出しているからです。レーザーが発光していなくても発熱するので、省エネに向いていません。
今まで、三端子レギュレターで、常に3.3Vを発生させて、レーザー発光時に、レーザーに電圧を供給していました。これでは、三端子レギュレターの発熱によるバッテリー消耗が大きくなりました。
この図で、drvはTBD62003APGやTBD62083APGのようなDMOSトランジスタアレイのドライバーICです。SwがHigh(3.3V)になると、導通するスイッチのようなものです。
そこで、発想を変えて、常に3.3Vを発生させるのではなく、必要な時だけ3.3Vを発生させるようにしました。
思い付けば、簡単な事ですが、三端子レギュレターをコントロールするという発想に至るまでに時間がかかりました。三端子レギュレターの使い方の常識が邪魔をしたようです。
これからテストして、動作を確認して見ます。