ひよこの不思議
2019年5月14日 - 未分類
卵から孵化したばかりのヒヨコは、体毛が乾くまであまり動かないが、体毛が乾いて、ふわふわになると、ぴょこぴょこと動き回るようになる。ロボット工学的な視点で見ると、実に興味深い。ひよこは、学習を必要とせずとも、基本的なことはできるようにプログラミングされているとしか思えない。
- いきなり歩行ができる。
すでに、歩き方、走り方を知って生まれてきたように思える。学習で歩き方を覚えるのではなく、予め、プログラミングされているみたい。
- 目で見て障害物を避ける。
視覚機能も備わっている。物体識別ができている。これも、学習の結果ではなく、予め、プログラミングされているみたい。
- 目的地まで、障害を避けて、最短ルートでたどり着ける。
親のいる場所まで、障害を避けて、辿れそうなルートを探して、移動できる。
- 餌の食べ方、水の飲み方を知っている。
クチバシで、餌を啄むことができる。また、クチバシに水を含んで、上を向いて流し込む技術も知っている。
- 鳴き方を知っている。
どのような状況で、どのような声を上げて鳴かなければならないか知っている。
- 外敵を知っている。
カラスの鳴き声に反応して、逃避行動を取る。隠れている間は、鳴き声をたてない。
- 常に親(保護者)と一緒に居ようとする。
生まれて、最初に見た、動くものであり、鳴き声に反応するものを親と認識する。その後は、親につきまとって離れないようになる。
- 羽が生えてくると、飛べるようになる。
最初から、飛び方を知っている。
- 温度に対して、回避行動を取る。
暑い場所から涼しい場所に移動する。寒い場所から暖かい場所に移動する。ヒヨコ同士で集まって、暖をとる。
- 周辺環境を学習できる。
いつもいる場所の周辺を探索して、お気に入りの安全な場所を見つけることができる。
- 集団行動が取れる。
ヒヨコ同士が群がる性質があり、単独では行動しない。