CO2濃度変化
2018年12月3日 - 未分類
ポリ袋で密封して、光合成によるCO2濃度変化を測定し続けています。
最近、CO2濃度が2,000ppmもの値になっていることに気が付きました。
2,000ppmと言えば、
空気中のCO2濃度 |
有害ガスが人体に作用する時間 |
250-350ppm |
大気中における通常濃度 |
250-1000ppm |
換気が十分実施されている屋内の通常数値 |
2000-5000ppm |
換気の悪い部屋 頭痛、眠気、倦怠感、注意力散漫、心拍数の増加、吐き気の発生 |
5,000ppm以上 |
作業場所としての限界値(8時間-TWA) |
>40,000ppm以上 |
酸素障害誘発、脳へのダメージによる昏睡、最悪死に至る |
なので、まさに換気の悪いところで、水菜が育っていると行った状態です。しかし、植物にとっては、CO2濃度が高いほど、光合成は活発化するはずです。
CO2は、強光下では徐々に上昇していきます。暗期を与えることで、再び、CO2が減少します。
暗期は、少なくとも1時間程度は必要です。中途半端な明るさにすると、CO2濃度は低くなりません。
CO2濃度の減少と光合成が、直接的に関係しているのかどうかは分かりませんが、時々、暗期を与えることで、植物の昼寝を打破して、省エネな植物栽培ができるのではないかと思っています。光合成効率が落ちているときは、照明に使うエネルギーを節約できますし、照明が発生する熱も少なくすることができ、空調費も下がります。