安価で簡易な孵卵器DIY

2019年6月10日 - 未分類

中国製の安価なサーモスタットW1209とPTCヒーターを使って、37.5度を維持できる孵卵器を制作しました。

W1209の設定方法

Setボタンを長押しするとプログラムモードになる。+、ーのボタンでメニューを選択する。

◆P0メニュー CとHのどちらかを選択します。 簡単に言うとCはクーラーを制御する様な場面で、Hはヒータを制御する様な場面で使います。

◆P1メニュー ヒステリシス値を設定します。初期値は2度になっています。温度制御に幅を持たせリレーがカチカチと動作し続けるチャタリングを防止します。

◆P2メニュー 上限温度を設定します。設定上限温度を 超えるとリレー接点が解放されます。 初期値は110度です。設定可能温度が20度から110度と言うことなので購入した基盤で90度に設定して試してみましたが、上限設定温度を超えてもリレーは働いたままでした。

◆P3メニュー 下限温度を設定します。設定下限温度を下回るとリレー接点が解放されます。 初期値は-50度です。設定可能温度は-50度から15度と言うことなので購入した基盤で5度に設定して試してみましたが、下限設定温度を下回ってもリレーは働いたままでした。

◆P4メニュー 温度センサーの誤差を補正します。今回のものは正確だったので0にしています。

◆P5メニュー 遅延開始時間を設定します。 1分から10分の間で設定できます。初期値は0分です。 設定温度になってから設定した時間だけ遅れて動作します。例えば「1分」に設定した場合、設定温度に達してから1分後に動作します。もちろん1分後の温度も設定温度に達していなければ動作しません。

◆P6メニュー 高温時アラームのON、OFFを設定します。 基盤にアラームやアラーム端子はついていません。 初期値はOFFです。

 

リレーのON/OFF制御なので、多少の変動あありますが。温度が一定に保たれています。

 

加湿のために、PTCヒーターの下に、水を入れたコップを置いておきます。

卵の鈍角な方を上にして、卵を配置します。転卵は、卵を左右に傾けるだけで十分です。1日3回以上、できるだけ多くの回数で、転卵します。

20日から22日の間に、ひよこが生まれてきます。

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